メモ帳から
2017年 11月 16日
物質主義という言葉がある。よく使われる意味では、生活の上で多くのものを所有するのが良いこと、幸せなことだと考える立場を指すのだと思う。また、より哲学的な意味では、存在するものがすべて物質であると考える立場である。哲学的な物質主義は、一見、われわれの生活に無関係な議論のように思える。しかし、そうとも言えない気もするのである。物質だけがたしかにあるものだと考えることで、物質というカテゴリーにはけっして入ることのないもの(感情、道徳、等)は、何かあやふやなものに見えてくる。そういう事態が生じる可能性はないだろうか。(つづく?)
by kazuki_t55
| 2017-11-16 19:41